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同人サークル:曖昧Me地雷
主に東方Projectの二次創作小説をメインに活動するサークル「曖昧Me地雷」の活動などを記していく雑記です。 興味の無い方はBack推奨
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クリスマスSS
なんか、世間ではクリスマスとか言う未知のイベントで盛り上がってるらしいので
短時間クオリティで申し訳ないですがSS書いてみました
こちらはpixivで後悔(誤字ではない)している東方二次創作SS「居場所」の続編となっているので
そちらを見た後だと少しは楽しめるようになると神に祈っておきます
それでは、拙い作品で真に申し訳ありませんが、読んで頂けると幸いです
「香霖! クリスマスというものを知っているか!?」
 雪の降るこんな日に店へとやってきた慧音が開口一番に放ったのが、その言葉だった。
 放たれた当の本人、この店の主人である霖之助は読んでいた本をパタンと閉じ、帳場から身を乗り出す慧音を椅子へと座らせる。
「知っているよ。今朝も魔理沙が『クリスマスだからプレゼントを貰いに着てやったぜ』とか滅茶苦茶な事言って店に押しかけて来たからね」
 今朝の様子を思い出しならが、呆れたように言う。その話を聞いた慧音も、容易に想像できたのか、苦笑いを浮かべている。
「で、その後可愛い彼女さんに連行されたとか、そういった所かな?」
「御明察」
 慧音の推理を霖之助が肯定すると、二人は一斉に笑った。
 一頻り笑った後、慧音は帳場の外の椅子から立ち上がり徐に帳場の中へと入ってきた。そして、先程閉じた本を再び開き、読み返そうとしていた霖之助の膝の上に座った。
「け、慧音?」
「香霖。私たち、付き合ってるんだよな?」
 慧音の問いかけに、戸惑いながらも首を縦に振る。触れている部分から慧音の体温が伝わり、自然と頬が紅潮する。
「その……クリスマスイブは、恋人と過ごすもの……らしいいんだ……だから、その……」
 相変わらず霖之助の膝の上に座ったまま、モジモジと言いよどむ慧音を、霖之助はやさしく抱き締めた。
「慧音。恋人と過ごすって言うのは、極一部の地域だけだよ」
「は?」
 耳元から聞こえた霖之助の言葉に、思わずそんな声が慧音の口から零れる。
「香霖、お前ふざけて」
 怒鳴りながら振り向く。直後に慧音の口は霖之助の口で塞がれる。最初は驚いた慧音だったが、すぐにその驚きは身を潜め、目を瞑りその甘美な味をかみ締めた。
 店内を静寂が包み、ストーブの稼動音のみがやけに大きく響く。
 どれくらいの時間繋がっていたのだろう。ゆっくりと二人の唇が離れ、顔を見合わせる。お互いの頬は紅潮し、慧音の瞳は潤み、妙に色っぽい。
「別に、クリスマスイブだとか、どうでもいいじゃないか。僕は君が好きだし、何時だって一緒にいたいし……ね」
 照れ隠しなのか、髪を掻きながらそう言う霖之助に今度は慧音から口づけをした。先程のように長い口づけではなく、一瞬お互いの唇が触れた程度だが、それでも気持ちを確かめるには十分だった。
「私もだよ、香霖。特別な日とかじゃなくても、一緒にいたい」
 頬を真っ赤にしながらも、はち切れんばかりの笑顔で言う。
 その笑顔に、霖之助はドキッとした。普段見せる知的な、クールなイメージからは想像できない、まるで少女のようなその笑顔は、恐らくだが霖之助以外で見た事はないだろう。
 【自分だけが知っている上白沢 慧音】
 それがとても嬉しく、誇らしく、そして愛おしく感じられた。
「慧音……」
 名前を呼び、そっと手を慧音の後頭部へと回す。くすぐったいのか、少し身を竦ませた後、慧音も両手を霖之助の後頭部へと回した。
 そして二人の顔が徐々に近づく。先程の二回のように勢いに任せた訳じゃなく、ゆっくりとする口づけは何度やっても慣れないようで、距離が近づくにつれ二人の頬はどんどん赤く染まっていく。
そして二人の唇が触れるか触れないかまで近づいたその時、店の扉が勢い良く開き、外の冷たい空気が店内へと押し寄せた。
「ごめんなさい店主さん! すこし暖を取らせてください!」
「あーもう、早苗に付き合うんじゃなかったわよ。ごめんなさい霖之助さん、少し厄介に……なる……」
 雪にまみれた早苗と霊夢と、慧音と霖之助の目が合う。
 言葉を失い、口をパクパクさせる三人を他所に、早苗だけはやけに楽しそうにニヤニヤしている。
「あー……いや、わざとじゃないのよ? その、ね、あの。お、お邪魔しました」
「待ってくれ霊夢! あのこれはその。ち、違うんだ霊夢!!」
 慌てて霊夢を慧音が追いかける。外は吹雪いており、とても寒そうだが二人とも寒さなどどうでもよさそうな位顔が真っ赤になっている。
「店主さん」
「……え!? な、なんだい!?」
 店内に残った早苗が、霖之助にニヤニヤしながらも話しかける。そして入り口の扉にかけてある看板を指差し一言。
「今後は、ちゃんと閉店の看板出しておきましょうね」
「……はい」
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プロフィール

アグニ@紫

Author:アグニ@紫
性別:男
住処:富山県
概要:ただのコミュ障の変態
一言:
同人小説サークル「曖昧Me地雷」のアグニ@紫です
まだまだ拙い所は多々ありますが
今後より一層の精進を重ね、腕を磨いていきたいと思います
ちなみに「紫」は「むらさき」と読みます
そんな事よりゆかりんに踏まれたい

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